セビリアはスペイン南西部の街で
コロンブスの新大陸発見後、世界史に名を残すようになります。
コロンブスは、二度目の航海後
この街でイザベラ女王に謁見しました。
「カルメン」、「セビリアの理髪師」、「ドン・フアン」等オペラの舞台としても著名。
絵画のベラスケス、ムリージョ等の活躍は
新大陸からの金銀香辛料によるヨーロッパ有数の経済力の賜物。
◆カテドラル
幅76m、奥行き116mもあるスペインで最大のカトリック寺院。
ヨーロッパでもローマのサンピエトロ寺院、ロンドンのセントポール寺院に次ぐ大きさです。
15世紀に計画し、100年かけて造られ、ゴシック様式としては最後の大寺院です。
セビリアをイスラムから取り戻した英雄サン・フェルナルド王の棺や
コロンブスの棺も収められている事で有名です。
◆ヒラルダの塔
スペイン最大のカテドラルの東側に隣接。
セビリアのシンボルとなっている塔。
元々は、12世紀末にイスラム教徒によって建てられたミナレット(祈祷の塔)で
イスラム教寺院の一部。
キリスト教徒がセビリアを奪回した後、イスラム寺院は取り壊されましたが、高さ約98mのこの塔だけは、鐘楼として残されました。
16世紀に頂上にブロンズの女人像が設置され、その女人像が持つ旗が風を受けてぐるぐる回り
風見(ヒラルディーヨ)の役を果たすことからこの名前がついています。
1764年にこの塔に付けられた時計は、スペイン最古の時計と言われます。
にほんブログ村
ブログランキングに参加しています。
ヒラルダの塔
カテドラル