歩人庵の住まい徒然

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カテゴリ:アート( 7 )


2011年 06月 30日

ルーシー・リーとハンス・コパー

ルーシー・リーとハンス・コパー
共に気になっていたのですが
暇とお金の遣り繰りが付かない内に、両方共、展覧会最終日、6月26日が
近付いてしまいました。

両方共行きたい!
しかしながら
ルーシー・リーは、萩の山口県立美術館・浦上記念館。
ハンス・コパーは、静岡の静岡美術館。

遠いデハナイカ・・・・!

で、貧乏人の解決策として
バスを乗り継いで両方見に行く事に決定。

25日(土)朝の一番列車・岩国→→新山口。
新山口・路線バス→→萩。

ルーシー・リー展鑑賞・萩散策。

萩・路線バス→→新山口・列車→→広島。
広島・夜行バス→→26日・名古屋・高速路線バス→→静岡。

ハンス・コパー展鑑賞・白井晟一の石水館(芹沢銈介美術館)

静岡・高速路線バス→→名古屋・夜行バス→→広島・電車→→岩国(27日未明帰宅)。

展覧会の方は
両方共、素晴らしかった。
ルーシー・リーは、一度、信楽で見てるんだけど、ヤッパリ良かった。

ルーシー・リーとハンス・コパーは、工房のパートナーとして
一緒に仕事をしていたんですね。
多分、二人の出会いが無かったら、二人の素晴らしい作品群も無かったでしょう。
お互いにインスパイア?してたんですね。

ルーシー・リーの女性らしい柔らかさ、自由さ、色使いが魅力的。
しかも、彼女の風貌が、とっても品があり、作品以上?に魅力的。

ハンス・コパーの研ぎ澄まされ、余分なものを削ぎ落としたオブジェが巣晴らしい。
両方の作品に言える事だが
場を支配する力のようなものがある。

静岡美術館では
アクリルの箱に入ったハンス・コパーの作品が
碁盤目に陳列された部屋があったのだが、この陳列が良かった。
一直線上に並んだハンス・コパーの作品の重なりが
別の魅力を引き出していたように思えた。
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萩の美術館では別館の陶芸館で
地元の陶芸家の展示がされていた。
ついで?に見てきたのだが、イマイチ魅力に欠ける。
よく言えば、自由奔放、悪く言えば、無定見。
あの自由奔放さは、三輪龍作氏(12代休雪)の影響が強いのかもしれないが
萩焼の前途にとって、どうなんだろう?

ルーシー・リーにしてもハンス・コパーにしても
自分に縛りを掛け、同じ事を何年も続ける事によって
作品の厳しさ、力、洗練を生み出し得たと思う。

今回の鑑賞旅行では
自分に縛りを掛ける事が、如何に重要か、考えさせられました・・・・・・デスネ。
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by yamasyakuyaku | 2011-06-30 14:34 | アート | Comments(0)
2009年 10月 14日

茶道具の次第展

「茶道具の次第展」を金沢市立中村記念美術館で見てきました。

お茶の世界では
お茶道具そのものの価値も大事ですが
道具が辿った故事来歴も非常に重要視されます。

入れ物である箱や箱書きによって
過去の所有者の変転、更には、溺愛振りが想像されると言う訳です。

普通、道具そのものが展示される事はあっても
次第(茶道具を収納する箱とそれに付属する一切の品物)を見る事は
殆ど無いと思います。
今回の展示は、その「次第」に焦点を絞ったもので
溜息の出るような見応えのあるものでした。

本体を収納する単なる入れ物である箱が
箱の領域を超え
箱自身、美術品になっているのです。

日本人程、箱を大事にする民族は、いないそうです。

金沢らしい展示かな!

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by yamasyakuyaku | 2009-10-14 00:19 | アート | Comments(0)
2009年 10月 07日

夕顔棚納涼図屏風

石川県立美術館で「久隅守景展」を見て来ました。

久隅守景は、江戸中期の画家で
国宝絵画「夕顔棚納涼図屏風」の作家として有名です。

しかしながら、その経歴は、不確かで、謎の絵師とも言われているようです。

夏の夕顔棚の下に、男、半裸の若い女性、男の子がまったりと
夕涼みをしている。
空には、お月様。

単純にエエナア!と思ってしまう。

豪華さ、立派さ、権力なんかを感じさせない数少ない国宝らしいです。

「蓮に翡翠図」
「四季耕作図」(日本風俗の)
「賀茂競馬、宇治茶摘図」
なんかも

エエナア!と思って見とれてしまいました。

何か、眼差しが優しいんヨ!

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by yamasyakuyaku | 2009-10-07 20:46 | アート | Comments(2)
2009年 09月 16日

忘れえぬロシア

「忘れえぬロシア」展
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モスクワのトレチャコフ美術館収蔵品の展示で
広島県立美術館でやってました。

チケットの「忘れえぬ女」が有名ですが
本当の名称は「見知らぬ女」(UNKOWN LADY)だそうで
実際の額にも英語で上記のように記してありました。

イワン・クラムスコイ作で
「ロシアのモナリザ」としても有名ですね。

流石に良かったですよ。

この作品だけではなく
日常の何気ない情景、自然、肖像等が多数、展示されており
とても感動しました。

ロシアの作家って
全然知りませんでしたし
古典的と言えば、古典的なんだろうけど
作品の質の高さを通じて
ロシアの自然、人間を垣間見る事が出来たように思います。
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by yamasyakuyaku | 2009-09-16 21:54 | アート | Comments(0)
2009年 02月 08日

藤本イサムの野外彫刻

ベトナムの古都フエで
友人の藤本イサムさんが作品を作っているらしい。

行ってみようか!
ついでにカンボジアも!
みたいなノリだったと思います。

それで、広島の友人達とホーチイミン市で飛行機を乗り継ぎ
はるばる、訪ねて行った訳です。

所謂、アーティスト・イン・レジデンスと言う仕組で
世界のあちこちから集まったアーティストが
川の傍の公園で作品を作っていました。


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会場入口風景
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by yamasyakuyaku | 2009-02-08 11:14 | アート | Comments(0)
2009年 01月 15日

アーティストとの協働

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アーティストとの協働と言えるかどうか解りませんが
試みのようなものは、やっています。
「気になる林檎」と名付けられたオブジェ。
壁に埋め込まれたでっかい木製の林檎をステンレス製のリスが
齧っている。
林檎の制作は、彫刻家藤本イサム。
リスの制作は、金工家村中保彦。
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ドアに嵌め込まれたブロンズ板。
制作は金工家村中保彦。
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竪杉板張の間に嵌め込まれた陶板。
制作は陶芸家山本幸一
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by yamasyakuyaku | 2009-01-15 23:52 | アート | Comments(0)
2009年 01月 15日

杉本博司の「歴史の歴史」

写真家杉本博司の「歴史の歴史」に感動しました。
安藤忠雄の直島の美術館で見た時には
ぴんと来なかったのですが・・・
杉本博司は、古美術のプロだそうですが
まずコレクションが凄い。
化石、古材、現代美術、面、経、仏像・・・
コレクションと杉本博司の作品との組合せが素晴らしい上に
21世紀美術館の特長をフルに生かした展示方法も秀逸。
「凍結した時間の最中、一瞬の選択に全存在を賭ける晟一好みの成立」
数十年前磯崎新が白井晟一設計の親和銀行について書いた上記の
文を思い出しました。
杉本博司の美意識は、村田珠光から始まり千利休によって完成の域に
達した茶道の美意識そのものであるように思えます。
一期一会の茶会の為に和漢の境を紛らわし
人、建物、庭、食事、器等全てを選択準備して芸術化する。

金沢21世紀美術館で2009年3月22日迄展示されています。
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by yamasyakuyaku | 2009-01-15 01:54 | アート | Comments(0)