1 2016年 05月 27日
行きたい、行きたいと思いつつ行く事が出来なかった佐川美術館。 当代楽吉左衛門さんファミリーが、「初めての、そして最後の親子展」をやっていると言う事で 見に行って参りました。 茶室も是非見たかったので、あらかじめ申し込んでおいて、その時刻に合わせて美術館へ。 茶室がスゲッ! 水底に埋め込まれた、路地、寄り付き、待合、蹲、小間(盤陀庵)の展開と空間強度がスゴイ。 茶の湯の根源を見据えた楽さんだからこそ、出来たんだろうナア。 我々の業界に茶室を設計する人は、なんぼでもいるだろうが、茶の湯の基本を踏まえつつ この前衛的とも言える茶の湯空間を、発想し実現した人は、居なかったと思う。 感嘆しつつも、嫉妬と羨望を交えた複雑な気分です。 ![]() 美術館を眺める。 ![]() 円柱と水で構成されたアプローチ。 ![]() 広間「俯仰軒」は、水面の上。 畳面が水面と同じ高さに設定されているそうな。 ![]() 葦の庭?が何とも言えず素晴しい。 雪景色もさぞかしだろうナア・・・・・ ![]() ![]() にほんブログ村クリックしていただけるとウレシイ! 歩人庵のHP 環境建築設計工房 homifyとhouzzにも掲載しています。 ![]()
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by yamasyakuyaku
| 2016-05-27 18:16
| あちこち
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2016年 05月 23日
この展覧会は、凄い! お薦めです。 何年か前、金沢21世紀美術館で杉本博司の展覧会を見て、感動しました。 自分の作品を含めて、時代を超えて、アートを選択、再構成する彼の目の確かさに驚かされました。 「和漢の境を紛らかす」と言う茶の湯の言葉が、彼ほど当て嵌まる人は、他にはいないのでは無いでしょうか? 金沢21世紀美術館の展示程、大規模では有りませんが、密度の濃い内容です。 それにしても、日本の表装って、素晴しい!ARTだ! 白井晟一と堀口捨巳の書が取り上げられていたのには、ちとビックリ。 有名人を使った解説は、少しイヤミでしたけどね。 ![]() ![]() にほんブログ村クリックしていただけるとウレシイ! 歩人庵のHP 環境建築設計工房 homifyとhouzzにも掲載しています。 ![]()
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by yamasyakuyaku
| 2016-05-23 16:58
| あちこち
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2016年 05月 23日
「王羲之から空海へ」を見た後、逸翁美術館へ。 ここでは、「茶碗抄」なる展覧会。 この美術館は、行った事無かったんだよなあ。 分かり易くて、良い展示だったんだけど、日にちが経ったんで、忘れてしもうた・・・・・・ やっぱり、野分と名付けられた井戸茶碗かなあ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村クリックしていただけるとウレシイ! 歩人庵のHP 環境建築設計工房 homifyとhouzzにも掲載しています。 ![]()
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by yamasyakuyaku
| 2016-05-23 16:06
| 茶碗
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2016年 05月 15日
「王羲之から空海へ」 柄にも無く、書の展覧会へ行って来た。 大阪市立美術館で開催されている「王羲之から空海へ」 書聖と言われている王羲之の凄さって、私みたいな素人には、分かりかねる・・・・・実際の処。 堂々としとるナア・・・・なんて感じる位。 書聖と崇め奉られているのに、真筆は残っていないそうで、我々が「スゴイ」と思って見ているのは 全て、模写か拓本だそうな。 よくよく考えてみれば、王羲之の書体を忠実に伝えている 拓本の元の石彫りが超絶技巧であると言う事なんでしょうね。 日本人なんで、ナルホドと思ったのは、漢字を取り入れてから 日本風に変容させて行く過程です。 日本人って、海外の文化をその儘取り入れるんじゃ無くて 必ず倭(和)の文化に適応、変容させて行くようです。 私が興味を持っている「茶碗」の世界と同様なものを感じました。 室町時代に入って来た完成度の高い「天目茶碗」から、融通無碍で不完全な美である 「志野、織部茶碗」への過程です。 国宝、重文だらけの展示で、しかも書には、からっきし素人の私が コメントするのは、憚られるんですが 国宝の空海の書が3点並んでいるのは、圧巻でした。 ホーッ、これがかの有名な「風信帖」か・・・・・てな具合。 他に興味を引いたものを列挙すると いかにも日本的で、煌びやかに装飾された色んな「経」 断簡を素晴しい表装で仕立てた軸の数々・・・・・これぞ「日本」と感じさせるものでした。 池大雅、良寛の書・・・・・時代が近いせいか、何か、ホッとする。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村クリックしていただけるとウレシイ! 歩人庵のHP 環境建築設計工房 homifyとhouzzにも掲載しています。 ![]()
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by yamasyakuyaku
| 2016-05-15 17:07
| あちこち
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